About us
100年後も、その先も、
ずっと続く未来のために。
Solution To a Sustainable society
グリーンケミカルズ株式会社は、これまで石油を原料として生産されてきたさまざまな化学品を、植物由来の物質を原料として生産する技術を開発しています。
私たち人類の持続的生存が脅かされる諸課題に対し、日本政府が宣言したことで注目を集めている「2050年カーボンニュートラル」。これは、温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引いてプラスマイナスゼロにすることを意味しており、石油由来製品を植物由来製品に切り替える私たちの技術は、極めて有効な方法のひとつです。
これからを生きる子どもたちの未来に、住みやすい環境を残すために。
私たちの持つ技術の事業化を通じて、カーボンニュートラルの実現に大きな役割を果たしたいと考えています。
Technology
非可食性バイオマス原料からの
革新的なバイオ生産プロセス技術
石油由来の化学品製造に対し、グリーンケミカルズの植物由来(バイオマス原料)のバイオプロセスを利用した化学品製造は、CO2排出量を約70%減らせることが期待されます。バイオマス原料を利用することによりCO2排出を抑制できる点は、さまざまなグリーン化学品に共通するメリットです。
グリーンケミカルズでは、多様な非可食性バイオマス由来の糖やオリゴ糖から目的物質を生産可能とする生産株の作製、バイオ変換プロセスによる目的物質の高生産、濃縮・精製などの独自技術を組み合わせることによって、グリーン化学品などの有用化合物を世界最高水準で高生産しています。
Products
さまざまな芳香族化合物の
バイオ生産への挑戦
従来、細胞増殖抑制作用が強い芳香族化合物はバイオ法による高生産が困難とされてきました。
しかし、グリーンケミカルズではRITEバイオプロセス技術を適用することでこれを克服し、以下の芳香族関連化合物についてすでに世界最高水準の生産性を達成しています。これを足がかりとしつつ、さまざまなグリーン化学品の高生産に挑戦し続けています。
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01
4-ヒドロキシ安息香酸
フェノール前駆体、ポリマーなど
4-ヒドロキシ安息香酸は芳香族化合物の1種で、電子部品向け液晶ポリマーや防腐剤の原料として広く用いられています。グリーンケミカルズでは、4-ヒドロキシ安息香酸に対する耐性が高いコリネ型細菌を生産宿主とし、独自のバイオプロセスにて世界最高水準の生産濃度と対糖収率を達成しています。
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02
シキミ酸
インフルエンザ治療薬など
シキミ酸はシキミ(樒)の果実から発見された化合物で、インフルエンザ治療薬であるタミフルの製造原料として利用されています。グリーンケミカルズは、シキミ酸を植物原料から高効率生産させるバイオプロセスを確立しており、さまざまな用途への展開を目指しています。
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03
プロトカテク酸
ポリマー、医薬品など
プロトカテク酸は医薬品原料や機能性食品素材として有用である他、香料(バニリン)の原料や高機能ポリマーの原料としても有望な化合物です。
グリーンケミカルズは、プロトカテク酸を植物原料から高効率生産させるバイオプロセスを確立しており、さまざまな用途への展開を目指しています。 -
04
フェノール
自動車部品、電子機器など
地球環境保全(e.g. CO2排出量の削減)やSDGs(持続可能な開発目標)、LCA調査(製品の環境負荷の数値化)に取り組む企業が増えています。グリーンケミカルズでは、石油化学原料由来製品の環境負荷低減に有効なフェノールを開発しています。